近くで聞こえた低い声。 「陸、起こした?」 「別に。」 「ごめんね。…寝る?」 「ちょっと寝たから、いい。」 ツンツンしすぎー! これが巷でいう、ツンデレ~!? …意外にも効く。 「じゃ、おじゃましまーす。」 私は陸のいるベッドへ入り込んだ。 「きゃー、久しぶりだー。てか、恥ずかしー…!」 「ギャーギャーうっせぇな。いいだろ、一年前には一夜をともにした仲なんだから。」