クール彼氏Ⅱ






近くで聞こえた低い声。




「陸、起こした?」


「別に。」



「ごめんね。…寝る?」



「ちょっと寝たから、いい。」





ツンツンしすぎー!


これが巷でいう、ツンデレ~!?






…意外にも効く。





「じゃ、おじゃましまーす。」



私は陸のいるベッドへ入り込んだ。






「きゃー、久しぶりだー。てか、恥ずかしー…!」





「ギャーギャーうっせぇな。いいだろ、一年前には一夜をともにした仲なんだから。」