クール彼氏Ⅱ






「ちょっと、すいません」


「どーぞ。」




あら。

電話だった。





「しずくー。陸くん、かっこいいじゃん。」


「で、でしょ?」


「さすが、お母さんの子ね。」


「いい加減、そのノリやめてよー。」






ガタン、



「雨音、どうしたの?」


「トイレ~。」





なんて言いながら、お姉ちゃんはリビングをあとにした。