「二人は、いつごろから付き合ってるの?」 お母さんが、机に肘をついて聞いてくる。 「いつだっけ。高一の春だったっけなー。」 「そんなもんじゃね?」 「二人とも曖昧なのね。うふふ。」 お母さんは、私たちの会話を聞いてニコニコしてる。 「私も早く一樹に会いたーい!」 「お姉ちゃんは少しくらい一樹くんと離れてたほうがいいって。」 「いやーだ!」