クール彼氏Ⅱ









「陸っ…!」





さっきのシーンが蘇る。






「陸……。私、陸を信じるよ。大好きだもん。」






何度、大好きと言っただろう……。







何のことか、察しのついたような顔をしてる陸が、私に近づいてくる。






真上にあった顔は、私との顔の距離、約1センチ。






お互いの吐息がかかって、顔が真っ赤になる。







そして、そのまま陸の唇と私の唇が重なった。







これで、安心しきってたのが、いつもの私。






けど、これからは…





「陸、もう一回。私が信じれるまで、何回も。」







その言葉に納得した陸は、何度も私に唇を合わせてくる。