「陸っ…!」 さっきのシーンが蘇る。 「陸……。私、陸を信じるよ。大好きだもん。」 何度、大好きと言っただろう……。 何のことか、察しのついたような顔をしてる陸が、私に近づいてくる。 真上にあった顔は、私との顔の距離、約1センチ。 お互いの吐息がかかって、顔が真っ赤になる。 そして、そのまま陸の唇と私の唇が重なった。 これで、安心しきってたのが、いつもの私。 けど、これからは… 「陸、もう一回。私が信じれるまで、何回も。」 その言葉に納得した陸は、何度も私に唇を合わせてくる。