もしあのまま私が大阪に行くと言っていたら、陸は本当に別れたのかな。 高校三年の冬、私たちは私たちそれぞれの道をひらいた。 その道を、ゆっくりしっかり、歩いて行く。 陸とまた、一緒になれる日を信じて。 少し長いけど、会いたい時は会える。 外国に比べたら、隣のうちに行くようなもんだよ。 陸の夢も、聞いてみたいしね。