「先生…ごめんなさい。長い間待たせちゃって。」


「あ、あっ、いいのよ?」

「わたしやっぱり、名古屋に行きます。」




正直に生きる。

夢を叶えるために。




「ふふ。そっちのほうがいいみたいね?」


先生はニコニコしながら私たち三人を見た。






わたしは来年で、陸とまたはなればなれだ。



さみしいけど、夢を叶えるためなら大丈夫。


陸が背中を押してくれるから。