クール彼氏Ⅱ





「どーいたしまして。うまくできてよかったわね。」


「うん!陸、絶対に喜んでくれるよ!」


「ならよかった。」




完成品は、とても私が作ったようには見えない。


いい匂いがして、おいしそうで。



こんなのがお店に売ってたら、絶対買っちゃうよ。




「本当に、ありがとお母さん。いつかはこれ、1人で作れるようになるからね。」



「ふふ、待ってるわ。」




そう言って、お母さんは笑ってくれた。