「あら。準備万端みたいね。」 「うん!まず、何から作る?」 「クッキー焼いてる間に他のを作ってると時間もスムーズだし、先にクッキー作りましょ。」 「は~い。」 えらいな、時間配分とか考えるんだ。 「雫はこっちね。」 お母さんは、なんでもテキパキこなしてくれた。 私は、それに付いていくのが必死で。 「お母さん、アーモンドってどれ!?」 「あぁ、冷蔵庫の右っ側にあるはずだから。」 「ありがと。」