クール彼氏Ⅱ






「あ、じゃあ私、まだ寄るとこあるから。ここでね、バイバイっ!」



「あ、クッキー頑張ってね!バイバイっ!」




美姫は帰り、1人で住宅街を歩く。



吐く息が白い。


手には、重たいスーパー袋。




結婚して主婦になったら、こんな風にお買い物いったりするのかな。



いいな、いいな。

結婚って、すごく楽しそう。




毎日、陸の帰りを待って、『おかえり』なんて。



やだ、もう!




また妄想しちゃった。