なんだかんだしながら、私たちは必要なものを買い、スーパーをでた。 「うぅ…、さっむー…。」 まだ極寒2月。 マフラーと手袋がなかったら寒すぎる。 「雫、チョコ1人で作るの?」 「まさか!私、料理できないから、お母さんにも手伝ってもらうの!」 「そっか。応援してるからね!頑張れっ!」 「あ、ありがとっ!」 美姫は、真っ赤になったほっぺをマフラーで隠して、私を見て微笑んだ。 …可愛い。 なんか、可愛い…! いいな、私もこんな風に笑いたい。