「まあ いいよ。そっちの方が可愛いし。」


「そ、そーゆうこと言うからさ、ふにゃってなるの。」


「……」




なんで無言!?

逆に恥ずかしいし!




「とりあえずさ、そのままでいたらいいよ、雫は。」


「はぁーい。」


「ほら、急ぐぞ。みんな待ってるだろうし。」





歩くスピードを少しあげた陸のあとを、早歩きでついていく。





なんか、新婚夫婦みたい。



も、もし結婚したら、こんな感じかな。




なんか、こういう妄想しただけで、私は顔がふにゃってなっちゃう。