「そ、そんなことないよ?」 「お前は迷惑とか…、思わないかも知れないけど。けど、なんの関係もないお姉さんとか、お母さんとかお父さんとか。すげえ、迷惑に思ってるかもしれねえし。」 「…それはないよ!」 「とりあえず、今日から不動産屋回ってみる。」 「大丈夫なの?お金は?」 「実は、母親に俺が帰ってきてること、バレてるみたいでさ。」 「え、うそ…。」 「けど、友達んちいるって言ってるしさ。」 「そう…」