「あっそ。暇だったから、迎えにきた。」


「ありがとー!ほんとに感激なんだけど!」


「わかったからさ、恥ずかしい。」


「へ?」




周りを見ると、私のおっきい声にビックリしたのか、ほとんどの人がこっちを向いている。




「あ、ごめん。行こっ。」



その場から逃げるように、2人で歩きだす。