アズは私の鞄を
手に取って
油性ペンでかかれた
落書きを消し始めた。





「な…なんで?」




「なんでって…嘉穂は俺の友達やから」





アズは一生懸命に
除光液で鞄を擦っていた。




そんなことしなくていいのに…




「友達になった覚えないし…」