「こんちわー先輩来ましたよー」




聖が2階の
カーテンのかかった
窓に叫ぶと
少し物音がして
窓があいた



「ワリィなあー俺今起きたばっかやで先にバイクんとこ行っててやー」



聞き慣れない
関西弁を聞いて
ぼーっとしてると
聖が




「こいつ、俺のダチの亜衣っす」




「亜衣とか可愛い名前してんなーヨロシクな」




「あ、お願いします」




慌てて挨拶すると
先輩は右手をあげて
答えてくれた