祥子は立ち上がった


「だからってなんで、ここまで」


雅之は祥子を抱きしめた


「君が一つでも欠点を取れば、かならず土屋は君と距離をおこうとするだろう。自分のせいで君の勉強に対する集中力をさまたげてしまったのだからな。」