初恋は担任の先生

そんなある日デパートで、先生を見かけた。    だけどあたしは呆然としていた。         先生は綺麗な女性と手を繋ぎ楽しそうに話ながら歩いていた。        そうどうやら先生には彼女がいるみたい。     いや、あれはどう見ても、恋人だ。        あたしは先生に気付かれないようにその場から離れた。           気付くと大粒の涙が頬を伝っていた。       まぁもともと片思いだったし。          でもほんのちょっとでいい先生ともし付き合えたらなんて夢も見ていた。               そんなこと叶うはずもなく。           あたしは家に帰るとすぐに自分の部屋へ入りベッドの中に入りこむと声を押し殺し号泣した。      これ以上ないんじゃないかっていうくらい涙が止まらず泣き崩れた。     そして泣き疲れいつの間にか寝てしまったらしく、気付くと朝になっていた。