私の名前は、鈴野舞。歳は16。普通の高校生だと思う。多分。

彼に会うまでは、私は普通の高校生だった。

そう彼に会うまでは。

まともだったのだ 私の思考は。





「ふう!やば!マジ遅れる!!遅れるなんて絶対に嫌だ!」





やば!信号赤になっちゃうよ!早く渡らないと!





「くそお!全速力で走るしかないか!」





つっぱしれ!私!!その時





「あっ!ああ!ああ!!!!!」





転んでしまった‥





「もう!最悪!」





信号機を見ると 信号は赤になっていた





「やばあ!!!」





そして運が悪い事に 私に全速力で向かってくる車が





「きゃああ!!!」