そのわたしの焦りを、コイツは感じとっていた。
貴志「代われっ。」
あかり「何すんの?!」
貴志「俺に任せろ。こう見えても、俺は『クレーンの王子様』って言われてんだよっ。」
チャリン
ウィーン…
コイツは、わたしをどかして、クレーンゲームの前に陣取った。
ビロリロリ…
ウィーンッ…
あかり「…なんか、さっきから取れてないんだけど…」
貴志「うるせ〜な…。」
あかり「本当に『王子様』なんて、言われてんの?!」
貴志「今日は調子が出ないだけだよ。」
チャリン
ウィーンッ…
でも、まったく取れなかった。
貴志「代われっ。」
あかり「何すんの?!」
貴志「俺に任せろ。こう見えても、俺は『クレーンの王子様』って言われてんだよっ。」
チャリン
ウィーン…
コイツは、わたしをどかして、クレーンゲームの前に陣取った。
ビロリロリ…
ウィーンッ…
あかり「…なんか、さっきから取れてないんだけど…」
貴志「うるせ〜な…。」
あかり「本当に『王子様』なんて、言われてんの?!」
貴志「今日は調子が出ないだけだよ。」
チャリン
ウィーンッ…
でも、まったく取れなかった。



