転んだら死神が微笑んだ

あかり「おかしいよっ。わたしになったって、何もいいことなんかない!それに、わたしは何も変わってない。わたし、つまんないよ?つまんないの。わたしには何もない。なんでも持ってるくせに、勝手なこと言わないでよっ!」

ダッ…


わたしは、その場所から離れた。

走って、離れた。


何言ってるのか、わからなかった。

あの子が言ってることも…。

わたしが言ったことも…。



ひより「あかりちゃん…。」



とにかく、ここには居れなかった。

逃げたかった…。

きっと、ひどいこと言ってるから。