転んだら死神が微笑んだ

執事「お帰りなさいませ、日和お嬢様。」

ひより「ただいま。」

執事「おや?お友だちもご一緒でごさいましたか。」

ひより「うん。そうなの。さ、あかりちゃん入って。」

あかり「おじゃまします…」

執事「いらっしゃいませ。」

あかり「ど…どうも。」

まるで、映画のような感じだった。

中は広くて、扉が何個もあり、両方に伸びている階段の奥には、大きい絵が飾ってあった。

わたしが今まで見た映画でも、そんなシーンは見たことないけど、そんな感じ。

あかり「あれ?靴どこに脱ぐの?」

ひより「え?何が?」

執事「そのままで結構ですよ。」

ひより「あっ!脱がなくていいの。靴はいたままでいいから。」

あかり「あ…そうなんだ。」