痛みに耐えながらも、とりあえず起き上がろうとして、両腕で支えながら体をずり動かしていると、ブランコの上に何かが見えた。 黒くて、ざわざわしてて。 でもフツーにブランコを立ちこぎしてるの。 そして、笑った。 わたしを見て笑ったの。