転んだら死神が微笑んだ

それから、わたしは学校で一人になった。


外で遊ぶことも、教室で楽しくおしゃべりをすることもなくなった。


受け入れられなければ、学校とはこんなにも静かなものかと、あらゆる音はまとわりつかない。



『そういえば、今日も言葉を出さなかった…。』



最初のころ、よく頭をよぎったその言葉も次第によぎらなくなり、無音の世界に慣れていった。

わたしは家ではお父さんと二人でいること、学校では一人でいることが、いつしか当たり前のようになってきていた。