転んだら死神が微笑んだ

最後のデザートを食べ終わると、そろそろお店を出てどっかに行こうという話になった。

じゃあ、どこに行く?という中で、カラオケにボーリング、映画とか遊園地という候補が上がった。

いろいろ迷ったあげく、楽しいけどずっと座りっぱなしってのも、何だか健康に悪いよね。

だったら、体を動かそうっていう、わけのわからない理由で、わたしたちは遊園地に行くことになった。

寿明「じゃあ、先に降りて待ってて。会計済ませてくるから。」

かなえ「うんわかった〜。」

そのまま女の子と降りようとしたタカシの手をひっぱるいちごちゃん。

いちご「(だ、ダメだって!貴志クン、降りたら。)」

貴志「ん?…あ、そうか。」