転んだら死神が微笑んだ

ミキ「じゃあ、次はおーみの番ね。左からよろしくぅ〜!」

貴志「はい。貴志で〜す。休みの日とかは、基本読書してるけど、ゲームセンターみたいな場所も好きで、よく遊んでます。とくに、クレーンは得意で、ぬいぐるみなんでも取るよ。」

イスに座ったまま、手を銃のようにして、バ〜ンと真似をするタカシ。

嘘つき。

この前、人形全然取れなかったじゃない。

しゃべっているトーンはなんか低くて、だらだらしていた。

それでも、二人はキャーキャー盛り上がっている。

パチパチパチ

かなえ「すごい!クレーン・ゲーム得意なの!?欲しいぬいぐるみあるから取って欲しい!」

貴志「いいよ。」

ミキ「クールな感じが超似合ってるよね!全然スカしてない。」

かなえ「最初と印象違うけど、全然いいよね!」