転んだら死神が微笑んだ

ブォォォンッ!

車は、電気が全面に点いて、建物自体が光っているようなお店の前に止まった。

おんなじようなお店が、前にも後ろにもずっと続いていた。

あかり「キレイだな〜。」

わたしの住んでいるところには、こんな場所はないから、まるで別世界に来ているような気分だった。

そんなところを歩いている人たちも、なんか輝いて見える。

知春「じゃあ、行こうか。」

あかり「え?わたしもですか?」

知春「もちろん!」

知春さんは助手席のドアを開けて、わたしを外にうながした。


入ったのは一軒のお店。服屋さんだ。

店員「いらっしゃいませ。四ノ宮様。」

一人の店員さんが、知春さんに対して丁寧にあいさつしている。

知春「こんにちは。」

店員「あら、今日は素敵なお嬢さんを連れてらっしゃいますね。妹さん?じゃないですよね。」

知春「まぁ、妹みたいなもんだけどね。」

店員「そうなんですか。フフフ。」

いったい、知春さんは何しに来たんだろう?