転んだら死神が微笑んだ

教室に入ると、一斉にみんながわたしを見た。

あかり「な…なに?」

わたしがちょっとひいていると、あの二人がやってきた。

かなえ「あかりの話で、みんな盛り上がってるよ!」

ミキ「いっきに人気者だね。」

あかり「なんで〜?」

ミキ「あんたが、あのおーみのコと付き合ってるからじゃん!」

かなえ「ここらで、おーみのが彼氏なんて、一種のステータスみたいなもんだからね。」

かなえがすごく納得しながら、一人でうなずいている。

一種って…。じゃあ、他に何があるのよ?