転んだら死神が微笑んだ

今朝のサラリーマン「はっはっは〜!ごめんね。『へんぴな町』なんて言っちゃって。おじさんは、本気でそんなこと思ってるわけじゃないからね〜っ。」

手を後ろにまわして、頭を『ぽりぽり』とかきながら、平謝りをするおじさん。

今朝のサラリーマン「いや〜。あ!そうだ。もののついでといってはなんだけど、お譲ちゃん。どっか、この近くに泊まれるところ知らないかい?」

あかり「さあ〜、あんまりこの辺で、ホテルみたいなのは見たことないです。街のほうまで行かないと。」

でも、本当のところはよくわからなかった。

わたしはずっとこの辺に住んでいるから、ホテルなんてものを利用する機会はない。

だから、ここにホテルがあるんだ〜とかわざわざ注意していないから、もしかしたら、案外その辺にでもあるのかもしれない。

今朝のサラリーマン「そっか〜。そいつは困ったな〜!じゃあ、街までちょっくら行ってみるとするか〜。」

そうしてくださいと、わたしはそのおじさんに軽く会釈をして帰った。

どこまでも、テンションの高いおじさんだな〜と思いながらも、どうせもう会うことはないんだしと、あまり深く考えずにその場を去った。