転んだら死神が微笑んだ

わたしは、ポケットに入れてあった人形をひとつ取り出して、ひよりちゃんに渡した。

あかり「はい。誕生日プレゼント。」

ひより「わぁ、かわいい〜。もらっていいの?」

あかり「もちろんだよ。ほら、わたしのもあるんだ。」

ひより「あ、おそろい。」

あかり「うん!」




わたしたちは、それぞれの人形を持って、その手を触れ合わせた。

それを見て、お互いの顔を見たわたしたちは、自分たちの気持ちを確信しあった。