転んだら死神が微笑んだ

ひより「わたし…。あかりちゃんに言っちゃいけないこと言ったよね。」

あかり「ううん…。わたしだって、ひよりちゃんにひどいこと言った。」

ひより「でも…」


あかり「…あー、もう!!辛気臭いのは、なしっ!だって、ひよりちゃん今日誕生日なんだよ?!主役がそんな顔してたら、いいことなんてあるわけないじゃん!プレゼントだってもらえないよ?」

ひより「…。」

ひよりちゃんの顔がびっくりしていた。大きい目をさらに開いて、止まっていた。

あかり「だいたいさ、『ごめん』って言ったから、いいんだよ。それで、やめなくちゃ。」

ひより「(う…うん。)わかった。ごめんね?」

あかり「あ…。」

ひより「あーどうしよう、また言っちゃった。」

あかり「あははっ。」

ひより「あははは…。」