転んだら死神が微笑んだ

知春「アイツ、オイオイ泣いちゃってさ〜…」


ひより「オイオイなんて泣いてないもん!!」

知春「あ。」

ひよりちゃんが、ぷぅ〜っとほっぺたを膨らませながら、後ろに立っていた。

あかり「ひよりちゃん。」

ひより「あかり…ちゃん。」





わたしたちは、テーブルのあるところに場所を移した。

あかり「あの…あの〜…」

ひより「……」

二人「ごめんなさい!!」


あかり「え…?」

ひより「あかりちゃん…。」



知春「まったく、器用じゃないんだから。」

ひよりの母「あの子は?」

知春「日和の『お友だち』です。」

ひよりの母「お友だち?」

ひよりの父「まぁまぁ、母さん。見守ってあげようじゃないか。」

知春「じゃあ、ちょっと行くとこあるんで、後はお願いします。」