転んだら死神が微笑んだ

知春「本当によかったのかな?」

あかり「何がですか?」

知春「『彼』のことだよ。」

あかり「あ〜、べつにいいんです。」

知春「ふ〜ん。でも、キミを見送る目は、なんか違ったけどな。」

あかり「ん?」


知春「ま〜でも、間に合ってよかったよ。」

あかり「あ、何でひよりちゃん、家にいないんですか?それに、この車はどこに?」

知春「空港。アイツ言い出したら、聞かなくてさ〜。親とイギリス行くんだってさ。」