「明日香くんへの手紙だよ。俺の遺言だ。」







俺はそう言うとははっと笑う。だけどトシは難しい顔を崩さない。









「アンタはまだまだ死なねぇよ。絶対にな。」








「ありがとう。でももう遅い。昨日お前が居ない間に薩摩の者がここに来た。多分俺が新撰組局長近藤勇だと奴等は気付いているさ。」










「・・・っ!なんで言わねぇんだっ!そんな事があったんだったら俺にも一言言ってくれれや良いじゃないかっ!?」








そう言って声を荒げる。