「沖田さんっ!朝ですよっ」







その声とともに明日香さんが部屋に入って来た。








「おはようございます。明日香さん。」







これがいつもの光景だ。







だけどこのなんでもない時間でも僕にはかけがえもない時間。








朝、目を開けられるのだって僕は奇跡に感じる。







食事を食べられる事も、






言葉を話せる事も、







そして何より明日香さんと一緒に居られる事、









日常の他愛のない事が全て奇跡の様に感じる。