「変な女?」








局長は不思議そうな顔をしている。







「ふっ、お前を笑わせるとは相当な女だな。どんな奴だ?」








副長はそう言って少し笑った。











「えぇ、物凄く変な女でした。沢山の洗濯物を抱えて嵐のように現れて嵐のように去っていく。そんな女でした。」









「そうか。」









副長はそれだけ返事をした。






3日振りに帰った屯所で会った洗濯物を沢山抱えて嵐のように現れて嵐のように去っていった変な女。






「なんや、長い付き合いになりそうやな・・・。」






俺はそう呟いてフッと少し笑った。








~END~