お風呂に入る用意をして、下に下りた。
階段を下り切ったところで、トイレから、出てきた淳と、鉢合わせした。
私は、はっ!として、俯いた。
「澪?」
と、淳に声をかけられた。
それでも、私は俯いたままで、また涙が出そうになっていた。
「俺、今日、澪ん家に泊まることになった。」
……はぁ?
何言ってんの……?
そんなこと、知りたいんじゃない!
「澪を驚かせようと、思って…。黙ってて悪かったな!」
と、淳が言った。
「……えっ?」
と、言って、顔を上げ、淳の方を見た。
すると、淳は
「ちょっと、外に出ねぇか?」
と、タバコをポケットから取り出し、一服するからって、感じで言った。
「……うん。」
淳と、一緒に、外へ出た。
そして、近くの公園に行った。
