今しか見えない幻覚が回る
煙、
炭酸、
消毒液、
見えない結末に向かって
転がり出すサイコロと音符
銃弾撃つ様に針を刺す
耳を塞ぐ最後の白
嗚咽に愉悦のスポットライト
耳打ちするのは誰?
呼吸も面倒な真夜中
貴方一体あたしの何なの
度数が高くて凍らない蜜を
集めて雨を降らせよう
息をするように嘘を吐いて
罪の意識は皆無
自分が可愛くて仕方ないから
小さな痛みが
澱のように心の底に溜まる
真っ赤な林檎に釘を刺し
願いが叶うのを待って居る