青空〜aosora〜

なんで?

なんで?

ユキさんの口から、

アヤミの名前が。

聞こえたのは、気のせい?

それが、気のせいではないと

そう気付くのは。

ユキさんが次に口を開いた時。

『ねぇ、ユウ?』

そう聞くユキさんの顔は

果てしなく不安そうで

俺は言葉を探してしまう。

何を、言えばいい?

今の、ユキさんに

何て言えば分かってもらえる?

頭の中は

ハテナマークだらけで

どうしても言葉に詰まる。

『ユキさん』

ようやく俺の口から出た言葉は

なにひとつ偽らない心からの言葉。