青空〜aosora〜

そう告げると、

アヤミは俺を体育倉庫まで連れ出した。

教室からは、そんなに近くない。

遠くもないけれど。

『教室じゃ話せないん?』

俺が聞いても、アヤミは

『いいから、きて』

ただそれだけで。

たぶん5分もかからない距離。

その道のりが、

やたらと長く感じる。

体育館からは、バスケ部のボールとバッシュの音、

卓球部のピンポン球の跳ねる音が聞こえてくる。

なんで、わざわざこんなトコで。