「………」

固まったまま動かない私をいいことに、間城は私の舌に自分の舌を絡ませた。


「ン…ッ…」



わざとクチャクチャといやらしい音をたてる。


「ン…ヤッ…やだ!!!」


ドンッ

私は間城を思いっきり突き飛ばした。


『ってぇなぁ』


「ッ…最悪!!!あんたホントありえない!!このド変態!!」

『変態で結構♪ってかお前キス初めて?』


ニヤッと笑う間城。


私はさっきのことを思いだし、顔が赤くなるのが自分でもわかった。



「そ、そんなのあんたに関係無いでしょ!!」

中学生の頃に付き合っていた人とキスはしたけど…

こんな長いキスぢゃなくて、ただ触れるだけのキス。

だからホントは今強がってるけど、足がガクガクして、たってるのがやっとの状態。