「巧妙‥そうね‥けどさ、まーちゃんの事知りたいって思ってたし‥で、もう一人の珠って人は誰?」
「う?あー!あの娘!よく知らない‥これ本当!時々、詩を書きにくるんだ」
「ふ~ん(疑惑?)‥まあ、信じよう」
「そんな話より、結納は?」
「そうだよなぁ‥でも‥私高校生だし‥
てか結納って何するの?」
「あんた知らないのにしようっての!?」
「だってした事ないし」
「した事ないって当たり前じゃん‥結納ってのはこんぶや鰹節なんかおめでたい物を交換するの」
「へ?味噌汁でも作るの?」
 ぼけとつっこみ!!
 突然、母親が口を開いた
「山岡さん?恥ずかしながら、うちは貧乏でこの娘に何もしてあげられません‥でも、精一杯の事をしてあげたい‥明日はお休みですから、家でささやかなお祝いしましょ」
「はい‥じゃ明日又きます。真帆は今日はここに居な」
「何でぇ~
うん‥解った」