近くの喫茶店
「薫ちゃん?どうしたの?」
「まーちゃんさん」
「ははっ!まーちゃんでいいよ」
「はい‥あの‥私って‥魅力無いですか?」
 コーヒー吹いた
「急に何を言うんだい?‥とっても魅力的だと思うけど」
 実際、可愛い系の薫‥背は低いし、童顔で、すがる様な目付き‥
「嬉しいなぁ。けど、どうして彼氏ができないのかな?最近、凄く悩んでるんだ。まーちゃんにお願いがあるんだ‥」
「お願い?っていうと?」
「私ね‥あのあの‥今まで彼氏とか居なくて‥そのぉデートとかした事ないの‥今日だけ私の彼氏になって‥駄目ですか?」
 手が震えてる。勇気を振り絞って、言った言葉‥
「でも‥俺に?このくたびれたおっさんに?」
「まーちゃんて、なんて言うか、妙な魅力があるんだなぁ。初めて逢ったって気がしないし‥」
「妙な魅力?(苦笑)けど‥」
「一晩だけ‥お願い」
「解った!えっち系は無しだよ」
「やったぁ~」
 おいおい、大丈夫かよ?真帆にばれたら‥血の雨やぁ‥
 妙な成り行きで、薫の彼氏に(あくまで仮の)‥真帆に見つかったらヤバイ!