翌朝、少しだけ寝坊したもんだから、慌てて家を出た。 左右などを確認せずに家の門から出たら、『うわっ』という声と共にブレーキ音が響いた。 びっくりして音のした方を見ると、黄色い車体に青のラインが入ったマウンテンバイクがあった。 『え…』 マウンテンバイクにまたがっていたのは…。 小森君だった…。