でも、龍稀は自転車ですぐに私を追い越した。 私が、止まった龍稀に追いつくと、龍稀は私の右瞼にいきなりキスをした…。 『あんたっ…』 私が慌てたら、龍稀はニヤッと笑った。 それから、私の耳元で囁いた。 『遼也になんか、やらねぇよ』 そのまま、私の耳にもキスをして、さっさと走り去って行った…。 …小森兄弟って… 心臓に悪いよぉ… 私は速まる心臓を落ち着かせながら、ゆっくり歩いた…。