ダラーっとしていると、突然李砂が肩を叩いた。 『何?』 『今教室に入ってきたのってどっち?』 李砂が指差す方を見ると、小森君がきてた。 『え…』 どう見ても、遼也君の方じゃん? 龍稀があんな顔で笑うわけなくない?