双子の王子様












小森君とは全く雰囲気が違う。









私がちょっとびびってたら、声がした。
















『小川さんに何してんだよ!!龍稀(たつき)!!』















振り向くと、小森君がいた。







小森君は近づいてきて、私の腕を掴んでいる手を引き離した。










龍稀?






『何だ。遼也かよ。何してるって…。見りゃ分かんだろ?』










同じ顔…






同じ体格…







同じ声…











まさかっ…















双子?!