「花、浮かれ過ぎ(笑)」


「しょ、しょうがないよっ
楽しみなんだもんっ」




毎日の日課その1
京くんとの下校。


でも、今日の私はちょっと違う。



京くんの言う通り
ちょっと浮かれ過ぎなのかも。



でもでも!それぐらい嬉しいことなのっっ






あの日、
京くんのお母さんの事を聞いた日。

私の家に着いたときの会話が頭の中で何回もリピートするくらい。





『花、今度俺んち来いよ』




たったそれだけの言葉だけど
私がずっと待っていた言葉。


絶対断るわけないのに、ちょっと控え目に
『無理か?』
なんて聞いていた京くんにまたドキドキしちゃったの。