大塚と神崎




…学校からの帰り、私の頭の中には神崎のことしかなかった。



なんで、あんなこと言われたんだろう…。

確かに、私の神崎への態度は悪かったけど、それなら神崎だって同じじゃない…。


そんなことを考えながら歩いていると…、



「大塚チャンってさ〜、男好きなんだろ?」

「…は?」


…突然、たぶん同級生だと思う男子たちに囲まれた。


「女子とは全然話さないくせに、神崎とは話すからさ〜、男好きって有名だよ?」

「っ!?」




…なにそれ、なんの話!?

困惑する私に構う事なく、男子たちは口を開く。


「あんな暗い奴相手にしてないで、俺らと楽しもーぜ」

「俺ら、大塚チャンと仲良くしたいんだよな〜」


そう言ってゲラゲラと下品に笑う男子たち。




…なにこれ、なんなのこれ。

やだっ、気持ち悪い…… 。


腕を掴まれて、無理矢理引っ張られる…。

怖くて声が出ない。






…誰か、誰か、助けて…

助けて…



神崎