君に近づく男はこの世から抹殺する


君の最後の男(恋人)でありたい









はじめて君と出会ったのは、僕らが成人してからの頃だった。
君は美人で頭も良く、大学内では一目置かれる存在だった。
最初はただ、遠くの方で君を見つめることができるだけで満足できた。
けど、それだけでは満足できない体になった。僕は、金に関しては両親が巨大な権利を持ち、僕自身、勉強もできるほうだ。けれど、僕には勇気がなかった。違う、実際はあるけれど。僕の性格は歪んでいるからありふれた恋愛などには興味を抱けなかった。