「……イオリちゃんの目がいつも辛そうなのを。
それで俺は
ますます目が離せなくなった。
ずっと……我慢してたんだろ………?」
ああ……
あたしの想いなんて
とっくに見透かされてたんだ。
気付かないのは
ハルだけ…………
「も……いいんだ」
あたしの声は掠れていた。
「契約は
終わったの………」
そう。
終わったんだ――――
「イオリちゃ…」
あたしはもう一度カイトの胸を押した。
「だから泣くのはもう終わり。
ありがとカイト」
泣いて
少しスッキリしたのは確か。
明日からは
笑わなきゃなんないから。


